もうこちらのサイトをご覧の皆様にはもうすでにご存知だと思いますが、
RUNGOは小学生向けのプログラミングロボット講座をしながら、全国各地転々とmBotというロボット十数台つれて巡っています。
講座の中で一生懸命走り回ったロボットの中にはこうして故障してしまうロボットもたくさんいます。
ロボットを使ったプログラミングは、ゲームで遊ぶように書いたプログラミングの通りまっすぐ進まないし、動作が毎回安定しません。
エラーが起きれば何が悪かったのか自分の書いたプログラムを修正して、それでも治らなければ今度はロボットに原因があるのではないかと故障の原因を探します。
何度も何度もエラーを超えて目的地にたどり着くという、ちょっと面倒な作業が必要なロボットのプログラミングでは生じるのですが、そこにはリアルに存在するロボットを体感できる楽しさが共存しています。
僕らが全国巡るようにロボットたちも一緒に全国を回っていきます。
部品が外れたり、壊れたり、ロボットを修理しながら汚れを落としながら、整備し、次の講座に移動していくわけなのですが、どうしても治らないロボットも出てきてしまいます。
ロボットも子供たちを笑顔にするため満身創痍でがんばっているんです。
壊れていない部品は他のロボットの調子の悪い部品と交換し、また元気なロボットして生まれ変わる一方、故障したロボットは残念ながら部品の提供と引き換えに動かなくなってしまいます。
リセットができてしまうゲームのようなものではなく、簡単に消すことができるプログラムのようなものでなく、消費し続ける現代構造の中、治して長く使うというような、モノのありがたさとか、大切さとか全部まるごとひっくるめて子供たちに教えていけたらいいなと思っています。
mBot君1号 長旅おつかれさまでした!